熊手かき

読書好きの日常

夢の国、本屋

 本屋は夢の国。知らない世界を教えてくれる国。図書館もそうだけど、買うか買わないかで今後を左右する分、本屋の方がワンダーランド。選ぶ姿勢も真剣勝負な分、本屋さんの方が本気。一期一会だからね。同じ棚に同じ本があるとは限らない。今買わなかったら、もう忘れたり、売り切れたりするかもしれない。図書館はいつでもあるから、手軽ですわね。でも、本屋さんは違う。一生を左右する本を今手に取っているのか?積読本になるのか?手に取ってない本に運命の出会いがあるのか?未知数の運命がそこにある。

 本屋に行けるというのはしあわせだ。出会いを楽しめる。本命彼女に会うこともあれば、マッチングアプリみたいにスワイプして奇跡的な出会いを待つこともある。好きなだけ本を買える時もあれば、悩んで1冊にすることもある。悩むのもしあわせ。とにかく本屋はしあわせだ。

 というわけで、昨日今日と本屋に行ってきた。ぶらぶら見ながら本命を手に取り、運命の出会いを求めてフラフラ歩く。本気で選びに行くには短すぎる時間だった。でも、収穫はある。そして積み上がる本。それもまた人生。

 軽く酔ってます。