熊手かき

読書好きの日常

書を読むということ「だから私はメイクする」

 半休をすると本屋に寄りたくなる。駅ナカの本屋は小さいけど、女性の本棚コーナーがあって年齢関係なしに女性向けの本が置いてある棚がある。ジェーン・バーキンの名言集とかそこで買ったりして、何気に侮れない本屋。昨日も本屋に寄って眺めていたら発見しました。地が水色、題名金ピカのこの本に心奪われる。明らかにわたしの年齢向きではないけれど、なんか面白そう。その場では買わずに地元で買いました。で、読んでみたら面白い。いろんなメイクする女の子が出てきます。20代前半から35くらいまでの女性がメイクにハマるまで、その生き方を貫くのはなぜかを語っていく。苦い体験もあれば幸せな体験もあり。普通の人たちだからこそ語れるありのままの言葉は引き込まれます。今日病院に持って行ってほとんど読んじゃった。

 

 メイクは気になる。でも、メイクができないわたしにはこの本響きまくり。あー、メイクしたいと思うことたくさん。こんな本、アラフォーで書くのも楽しそう。もっと人生のあれやこれが出てきて深まりそう。生き方の分岐がさらに多様で興味深い本になりそうだな〜と。まぁ、若い世代向けの本だから自分を確立してたりするアラフォーには響かないかもしれないけれど。芸能人、有名人ではなく普通の人の人生。何か特別な人ではない普通の人の話。それは近いようで遠い話。大事なのに聞けない話。今回それを聞けてとても楽しかった。もっと若かったら流されて何処かに行ってしまったかも。ちょっとだけ頑張ってみようかなって思います。アイシャドウくらいは頑張ってみようかな。いくつになっても始められる。気付いた時から始めてもいいんだ。そんな勇気がもらえる本。