熊手かき

読書好きの日常

母か個人か

人間だから色々ある。メンタル不調になりやすいから、本が読めるかどうかはわたしにとっては大事な指標。この頃読めなくて「やばいな」と思っていたら、本日、ぐんと沈みました。何もせずただなんとなく1日を過ごす。不思議なもので、息子がいると沈み込まない。しっかりするから不調がわかりづらくなったなって思う。今日も彼が出て行った後に悲しみが止まらなくなった。1月は悲しいことが多すぎた。

なんとなく買った本を、なんとなく手に取ったら今の自分に寄り添ってくれる本で救われる。その本で紹介してくれた本を衝動的に買ってみた。絲山秋子という作家は有名で、知ってはいたけど読んでいなかった。きっかけもなくて、もう読まずに終わると思っていたけど、こんなご縁もあるんだな。読んでみたらスッキリしている文章で、でもなんだろう、しっかりと寄り添う効果はあるので驚く。主人公がメンタル不調になる話で連れられそうになるけど、ちょっと落ち着いた。このまま浸りきりたい。今日読み終えたい。