熊手かき

読書好きの日常

帯に短し襷に長し

 読書家にとっての悩みの一つ、老眼。わたしは老顔用メガネを用意してある。でも、普通に読むだけなら一般メガネでもまだ大丈夫。仕事が大変なんで買ったけど。あと、スマホで漫画読むときは必要なことがある。元々ネット用に書いてある漫画は読めるんだけど、電子化された漫画はキツいんですよね。と言うわけで、2本のメガネを駆使しています。

 この前、ルーペを買ったら読みやすくて驚いた。でも、読みながらルーペを動かすのはちと面倒。だから、結局ルーペは置いてある。今日文房具屋に行ったらメガネタイプのルーペ発見!これはと思って試したら目が悪いからメガネしてもぼやける。文字は大きくなるけどぼやけて読みづらい。

 でも悩むんですよね。近づけると文字が大きいから!いる?いらない?と30分近く悩む。本持っていたから試し読みしながら悩む。メガネにガチャってくっつくタイプなら買ったのにな。結局購入見送りました。帯に短し襷に長し。コンタクトの人には便利なんだろうな。

車庫周り無双

 たっくんはこの前遠足に行きました。いつもと違うちょっと遠い公園。たっくんが行きたいと言うけど、場所がわからない。さしたらたっくんが「連れてってあげる!」と言ってくれました。前回いつも行く公園に行くとき、わざわざ保育園まで連れてかれたので、今回もかな?と思ったらちゃんとお家から連れて行ってくれる。2人で手を繋いでポカポカ陽気の中歩きました。知った道を歩いていて、急にたっくんが「目を瞑って!」と言う。まぁ、交通量ないから大丈夫かな?目を瞑ってたっくんに手を引かれて歩くこと1分。

 「目開けて」と言われて開けると公園に到着してました。写真の通りの滑り台。あー、この公園に遊びにきたんだね!と心の底から思った。たっくんは滑り台で遊ぶ。わたしはベンチに座って日向ぼっこ。心地よい午後。

 帰りはたっくん違う道を行こうとする。ママわかんないよ!「車庫見るの」と言って歩いていくたっくん。帰れるの?不安しかない。ずんずん進むたっくん。位置関係はわかるけど、道はわからないわたし。たっくんは車庫の周りを一回りしてわたしの知ってる道に連れて行ってくれました。ここからなら帰れる!

 たっくんは着々と大きくなってるんだな〜。1度しか通ったことない道も昔に通った道もちゃんと覚えてる。わたしの知らないたっくんがどんどん増えていく。なんだか頼もしくなったな。

お遊戯とうさぎとお寿司と

 今日はお遊戯会。でも、緊急事態宣言中なので、見られるのは年長さんの親だけ。わたしはたっくんを先生に預けてお茶してました。だって40分で終わると思ったから。時間になって行ったら誰もいない。あれ、なんで?よくよく考えたら1時間時間間違えてました。仕方ないので家に帰る。帰ったら帰ったで、気づいたらお迎えに出る時間過ぎてて焦る。慌てて出かけました。

 たっくんはちょっと緊張してたらしいです。帰りに外でちょっとだけみんなで遊びました。そのあとお家に帰って着替えて、今日は旦那が日々のお詫びにとお寿司をご馳走してくれるのでまた外出。駅まで行くと「携帯忘れたから戻る」と言い出す旦那。わたしとたっくんは2人で駅ビルへ。したらばあったんですよ、ぬいぐるみが!たっくん近づいて「欲しい」という。またかーい!仕方ないので小さいぬいぐるみのうさぎさんを買う。わたしは大きいライオン。へそくりで買いましたよ、へそくりで!

 お寿司は美味しかったです。たっくんはいくらをお代わりした。わたしも光物食べれて満足。結構長く飲み食いしました、ありがとう旦那!

 と言うわけで、今日はたっくん頑張ったね会みたいになったけど、大満足の1日でした。たっくんのお遊戯、見たかったな。

ポツン回避なるか?

 たっくんのお願い。うちの保育園は帰りが遅くなると異年齢が同じ部屋に集まって待っている。たっくんはその時間になる前にお迎えに来て欲しいと言った。でも、その時間はちょっと早いと17時お迎え組の子が遊んでいて帰れなくなる。ちょっと遅いと17時半お迎え組の子が遊んでいて帰れなくなる、と言う微妙な時間。どちらの時間もグループが出来ていて入りづらい。どうするか迷う。

 結局17時に家を出て、17時組がいたら諦める気持ちでいた。保育園に着いたら、先生に絵本を読んでもらっている。たっくんはふっと気づいて振り向いた。そして「なんで早いの?」と聞いてくる。だから、タックンのお願いを叶えた旨伝えたら喜んでくれた。帰る時に17時組が残っていたけど、たっくんはバイバイをして帰ってくれました。ポツン回避!

 明日はお遊戯会です。わたしは緊急事態宣言中なので見に行けません。でも、元気にお遊戯してくれるといいな。ブルーレイを買ってお遊戯を楽しみたいと思います。がんばれ、たっくん!

映像は想像力を鈍らせる

 この頃アマプラで邦画、ドラマを観ています。基本的に「映像化!」とある場合は原作から入る派。原作を堪能してから機会があれば映画を観る。でも、アマプラに入っているから見る機会が多い。その中でも、『白ゆき姫殺人事件』と『愚行録』は映画を観て再読したくなりました。

 読んでみると微妙に原作とは違う。いや、大筋は同じだけど順番が違ったり、映画では特に描かれない描写があったり。わたしは基本的に頭の中の映像で楽しむ人なので、映画を観るとその映像がチラついて想像力減退。でも、面白いは面白いんですけどね。『シャイニング』は映像が浮かんだけど、それに輪をかけて頭の中で映像化された珍しい話。まぁ、原作と違いますからね。

 再読だし、映画も観ているしで結末は知っているけど面白い。読まされる本ですよね。読書は多少振り回されるくらい熱中できる方が面白い。特に貫井徳郎は大好きだし。『慟哭』が出てくるといいんだけどな。

久しぶりの会社は浮つく場所だった

 抗原検査を受けました、新型コロナの。そのために久しぶりに出社した。いつも話しかけない人にまで話しかけるくらい落ち着かなかった。人も少ないしね。結果は金曜にわかる予定。コロナじゃありませんように。

 午後は半休を取って帰ってきました。なんとなく忙しなくお迎えに行くのが嫌だったから。ゆっくりお迎えに慣れたから、電車飛び乗って帰るのしんどくて。昼から一杯引っかける。これが堪らないんだよね。蕎麦屋でネバネバ定食食べました。とろろなんて久しぶりだよ。好きなんだけど、すると痒くなるから家では食べられないんですよね。たまの贅沢1人飯。

 家に帰って来たらルンバが死んでる。ルンバが家に帰るまで我慢。帰ったら速攻で布団敷いてぬくぬくしながら本を読みました。寝ちゃうと困るからちゃんとアラームもかけとく。案の定少し寝てしまう。でも、結構読めましたよ!

 そんな感じで久しぶりの出社は半日でした。3月から週3で在宅。決定ではないからまだわからないけど、ほぼ決定だろうと思う。拡大するかもって言っているから、上手くすれば週4になるかな?でも、交通費が実費支給になるから定期がなくなるのは痛い。チャージ額半端なくなる。自腹切って定期買おうと思ってますけどね。なんだかんだ言って出かけるから。カード払いが増えるの嫌なんですよ。交通費は銀行が違うからカード引き落とし口座に入れ替えなきゃいけないし。面倒。定期って大事なんだなって思う。どこにも行けないもんね!

生涯忘れないたったひとつの命

 たっくんがお腹にやってきた時、たっくんの他にもう1人いた。双子だったんです。でも心拍弱くなっていると言われて、結局1人だけ産まれた。わたしは産まれなかったもう1人の子が忘れられない。ただでさえ不妊症の状態で出産できたのが奇跡なのに双子だったなんて。義父の墓前で「もう1人の子と仲良くやっていますか?」と必ず聞いている。たとえ胎児だったとしてもいたということは事実だから。

 旦那は言う。いつか、たっくんの中からピノコのようにもう1人が現れるかもしれないと。そうやって2人して笑う。もう1人妊娠したら、その子が帰ってくる気がする。だから、もう諦めようと思っても諦めきれない。

 今日はカウンセリングだった。その子の話になって、涙が止まらなくなった。悲しいよ、わたしのところに来て欲しかったよ。2人で来て欲しかったよ。力尽きてしまったあの子がいない。それがどんなに切ないことか。どんなに辛いことか。「わたしもちゃんと忘れてませんよ」とカウンセラーの先生は言った。確かにいたのだと言ってくれた。産まれて欲しかった。その後がどんなに大変だったとしても、産まれて欲しかった。

 不妊症だったから、流産もした。その子のことは吹っ切れた。最後にディズニーランドに行ってさよならした。でも、あの子のことはどうしても忘れられない。今も心の中で産まれて欲しかったと叫んでる。会いたかったと叫んでる。この気持ちはきっと生涯忘れないんだろう。わたしの中でずっとシクシクと痛むだろう。

 たっくんがもう少し大きくなったら、あの子の話をしようと思う。一緒にいた命の話。誰よりもそばでその心音を聞いていたのだから。誰よりもそばにいたのだから。確かにいたあの子のことを。たっくんはなんて言うだろう?