熊手かき

読書好きの日常

映像は想像力を鈍らせる

 この頃アマプラで邦画、ドラマを観ています。基本的に「映像化!」とある場合は原作から入る派。原作を堪能してから機会があれば映画を観る。でも、アマプラに入っているから見る機会が多い。その中でも、『白ゆき姫殺人事件』と『愚行録』は映画を観て再読したくなりました。

 読んでみると微妙に原作とは違う。いや、大筋は同じだけど順番が違ったり、映画では特に描かれない描写があったり。わたしは基本的に頭の中の映像で楽しむ人なので、映画を観るとその映像がチラついて想像力減退。でも、面白いは面白いんですけどね。『シャイニング』は映像が浮かんだけど、それに輪をかけて頭の中で映像化された珍しい話。まぁ、原作と違いますからね。

 再読だし、映画も観ているしで結末は知っているけど面白い。読まされる本ですよね。読書は多少振り回されるくらい熱中できる方が面白い。特に貫井徳郎は大好きだし。『慟哭』が出てくるといいんだけどな。