熊手かき

読書好きの日常

「来る」観た!けど

 「来る」観た。原作読んだから早速観てみた。結果だけ言うと、原作の良さが台無しだな。真琴がなぜ子供にこだわるのかとかアレじゃわからないよ。奥さんがああ言う人だから旦那のアレがなおさら際立つのに、奥さんまでそう言う人にしちゃうからダメじゃん。ぼぎわんに狙われてる理由もよくわからなかったし。呼んでるのは呼んでるけど、そこのところが肝でしょ!子供に拘らせた理由を短時間で描こうとと思ったらそう言う流れの方が決まるけど、子供に拘ってるのはそう言う理由じゃないじゃん?ああ、ネタバレしかねないから上手く書けない!

 『ぼぎわんが、来る』の良さは、何が来るのかわからない、何故狙われてるのかわからない恐怖があるじゃないですか。真琴が関わった理由だって、ちゃんとあるんだし。「来る」じゃなくて「呼んでる」と言うことがわかって話が動き出すのに、そこのところを曖昧にしてたし。

 まぁ、あの作品をどう映像化するのかは楽しみだったから、そこは興味深かったよ。別物と考えれば、なんとか観られる。あそこまで風呂敷広げちゃって、映像に力入れてるなーとは思った。でも、映像化作品!としては売ってほしくないなと正直思う。