熊手かき

読書好きの日常

子供の時遊んだようなたくさんの思い出引き継げるかな?

今週のお題「好きな街」

 子供の頃、うちの父親はお休みになると自転車で色々連れ出してくれた。田舎育ちの父親は大きな公園に連れて行ってはキャッチボール、バドミントン、虫とり、どんぐり拾い。何やら怪しい小径に連れて行ってはザリガニ釣り。工業地帯にある自分の会社で飼っていた犬と触れ合わせてくれたりもした。うちは大田区だけど、品川シーサイドあたりまでチャリで飛ばして水遊びさせてくれた。

 今から思うと田舎の子供みたいな育て方。昔は手付かずで草ぼうぼうの土地が大井埠頭にはたくさんあったんですよね。私の住む街はそんなところにすぐアセスできた。トラックしか通らない寂しい道路横目に八潮団地のダイエーに行くのが好きだったな。何も買ってはもらえなくてケチ!と思ったことが多かったけど、いろんなところを見せてもらえたのは楽しかった。体験もできたし。

 今、私は親になろうとしている。子供に自分みたいな体験をさせたい。でも今の家は同じ大田区でもずいぶん多摩川よりに住んでいるので同じことはさせてあげられない。たくさんあった空き地も整備が進んで手付かず状態なんてもうないだろう。だいたい入れないだろうし。うちの実家は田舎の入り口だったんだな。そしてそんな田舎の遊びが大好きだった。

 旦那はキャッチボールを親としたことがないらしい。だから私が多摩川の緑地でしてあげようと思う。旦那は釣り担当。秋にはあの大きな公園に連れていってどんぐりや松ぼっくりを拾おう。今から楽しみ!

 私は大田区が好きだ。東京なのに確かに田舎の入り口だったこの街が大好きだ。

 あ、ちなみに競艇場は子供にお菓子くれたので大好きだったけど、競馬場はうんこくさくて苦手だった。