熊手かき

読書好きの日常

しつけで置き去り事件

 今日親と「ミヤネ屋」を見ていたら北海道で起きた男児の行方不明事件の報道をしていた。しつけで山に置き去りにする。今のわたしにはすごく色々考えさせられる事件。わたしは親に締め出されたことがある。練り消しを買うともらったお金でビーズを買ったので怒られたから。冬の日だったと思う。その日、ビーズと練り消しを買っていたわたしは持ったままだった練り消しで遊びながら許されるのを待ったけれど、許される前に練り消しを落としてしまった。冬の日の夕方だから辺りは真っ暗。探しようがない。わたしはその日に買ったものをすべて失ってしょんぼり。結局、帰ってきた父親がとりなしてくれて私は家に入れた。

 しつけで山に置き去りって少し度を越している気もします。うちの親は多少同情的だった。「あなたはどうしつけるの?」と聞かれたとき答えられなかった。基本的に言って聞かせるつもりではいる。自分がされたらどう思うのかきちんと考えさせたいとは思う。今回は道に石を投げたということだそうで。その時はどうなるのかをちゃんと話して聞かせる。でも、それは理想論でしかない。たっくんも男の子。元気すぎてワチャワチャした子だったらちゃんとしつけられるのか。正直わからない。

 余裕を持ってちゃんと子どもを見ていたら、信頼関係が深まって親の話をきちんと受け入れられる子になるとはいう。先を急ぐ、結果を急ぐ育児だとそういう信頼関係は育てにくいと。しつけと言いなりは違う。子供とはいえ赤の他人。その子が生きる上で困らない常識を教えてあげるのがしつけなんだとわたしは理解しているけれど、あっているのかな。これから先わたしが同じことをしないとは限らない。しつけについては旦那とちゃんと話し合わないと。でも、しつけで子供が絶望的な気持ちになったりしないように心がけたい。自分の人生を守るように他人の人生も守らないといけない。自分を愛する人がいるように他人を愛する人がいるのだと教えないといけない。それは絶対外せないとは思っています。

 1日でも早く男の子が見つかりますように。