熊手かき

読書好きの日常

美しさは内面と言葉から感じられるもの

 「「あの頃より断然きれいじゃない?」と同窓会でささやかれる女の秘密」読了。外見からの美しさより内面よりの美しさが多かったかな〜。幸福感が美しさを作るっててっきり内面からのアプローチかと思ったら、著者にとっては外見からのアプローチらしいです。ちょっと新鮮。女としての厚みを持つのが内面のアプローチ。本を読んだりきれいなものに触れたり、自分に負荷をかけて新しいこと、人に触れてみたりしていくことが女性として成長させるそうです。確かに慣れ親しんだ場所では成長するのにも限度というかすごくハードル上がるものね。でも大人になると新しい人と出会うのは難しい。好みも出てくるし上辺だけの関係も生まれやすいし。だからこその負荷なんだろうけど大変だ。

 逆に興味深いアプローチは、芸能プロダクションの社長になった気持ちで自分を見下ろすということ。俯瞰してみてどういう仕草がきれいかとかどう話したら、どう動いたら一番いいかを見極める。これなら自分をいくら褒めても「自分、今は社長目線だし!」と照れることも少ないんじゃないかな?

 でもこの本で何より重要なのはやっぱり女性言葉で綴られていること。知らず知らずのうちに女性言葉は素敵だなって思わされてきれいが増していく気がする。オネエがきれいな気がするのも女性言葉の部分多いものね!これだけでも読む価値はあるかもしれない。

 出産しても女性でいたい。月一で旦那とデートしたい。そんな希望を持っている私にはなかなか興味深い本でした。

 

「あの頃より断然きれいじゃない?」と同窓会でささやかれる女(ひと)の秘密

「あの頃より断然きれいじゃない?」と同窓会でささやかれる女(ひと)の秘密