熊手かき

読書好きの日常

視覚に訴えるもの「ファインディングニモ」

 

 ディズニー好きなのに食わず嫌いだったこの作品、とうとう観ました。テレビ放送だから切られているかもしれませんけど。個人的にディズニーランドのハピネス・イズ・ヒアのニモパートで「マインマイン」って喋っているのがお気に入りなんです。旦那と毎日マインマイン言っていたくらい。今日初めて出どころわかりました。カモメのちょーだいちょーだいだったんですね。あの場面すごく好きです。

 さて、感想。いろいろ考えさせられました。可愛いからって過保護にしちゃいけないなって。でも、何かがあったら全力で守らなきゃなって。クラッシュくらいどっしり構えられれば良いけれど、わたしには無理だな〜。この物語は親子の愛の物語で成長の物語。子育ては親育てなんですよね、やっぱり。お互いに成長することで信頼関係が深まる。一方の感情が強すぎると意思の疎通もうまくいかない。なぜって、こんなに!ってどうしても思ってしまうから。こんなに愛しているのに、心配しているのにって思えば思うほど関係はいびつになってしまう。もちろん、一方の感情表現が下手なだけかもしれないからそこらへんの判断は難しいけれど。親子だからって簡単に信頼関係が結べるわけじゃない。それを肝に銘じて子育てしようと思いました。

 個人的にはドリーに憧れます。すぐ忘れちゃうのは困るけれど、いつも楽しく居られるってことでもある。悪いことはもちろん、良いことも忘れるけれど、ドリーの性格なら良いことの方にたくさん出会うはず!現にドリーはたくさんの助けを得られたり、マーリンやニモという友達ができたわけだしね。あんな風に簡単に助けて〜とか叫べたらどんなに楽だろう。わたしはマーリンよりな人間なので、ドリーと出会えたらどんなに素敵だろうって思う。つか、今思ったのですが、ディズニー作品って頭でかちんこというか堅物とか頑固とかちょっとだけ意固地になりやすいキャラとありのままで生きているキャラを組み合わせることが多いですよね。ドリーとマーリン、アナとエルサ、カールじいさんとラッセルとかとか。で、意固地な方が心を解放してハッピーエンド!王道パターンだったんだな〜。

 久しぶりにほんわかした時間を過ごせました。旦那に聞いたら売ってない限りDVDがあると思うそうなので、あったらもう1回観てみようと思います。まだ卵のニモを見つけたマーリンの気持ちがお腹の中で一瞬だけ双子だったのにたっくんだけになってしまったあの時の気持ちにかぶった。しかも同じ形だし。たっくんは絶対に生まれて欲しいって、守ってあげようって。まだニモがいなくなってないのに泣きそうになる自分って一体… 。