熊手かき

読書好きの日常

イヤミスで削られて

 真梨幸子イヤミスの女王。『孤虫症』を読んでから気になり始めた。『殺人鬼フジコの衝動』で頭をガツンと殴られ、それからはポツポツと読んでいる。でも何故か買うんじゃなくて図書館で借りてる。何度も読んだ本もある。とにかく無視できない存在。

 今回も2冊借りてきた。『坂の上の赤い屋根』と『聖女か悪女』。どちらもページをめくる手が止まらない。やっぱり真梨幸子好きなんだなと思わされる。でも、読むと何かが削り取られていく気もする。疲れるんですよね。騙されないぞ!と思って集中しちゃうからかもしれないけど。それともイヤミス故の読後感なのか?とにかくどっぷりくるんだ。2冊続けては読めないので間にちょっと入れたけど、疲れる。この2ヶ月で真梨幸子作品だけで5冊読んでる気がするな。ちょっと削られるよね。

 しばらくは穏やかな本を読もうと思います。そしてまた、真梨幸子祭りみたいに本を読み漁るんだと思う。そんな気がする。