熊手かき

読書好きの日常

きっかけは些細なことでデートになった

 今日、熱が下がらなかったらPCR検査と言われた。だから電話した、かかった医者に。そしたら「もう陽性でないと思うんで大丈夫です」とか言われた。え?あの大騒ぎ何?だから症状ないって言ったじゃん!今日たっくん休ませて待機していたのに肩透かし。なんだこれ?

 たっくんは発語が遅かった。だから、何回も心理士さんと面談した。発達に問題はないと言われて安心しながらもモヤモヤする日々。それが今ではしゃべるしゃべる。悩んだ日々もいい思い出。そんなたっくんと今日は2人きり。仕事があったので仕事中は1人で遊んだりお昼寝したりしてもらう。今日は上記の状態で早く在宅仕事を始めたから早く仕事も終わる。たっくんは「観覧車に乗りたい」と言ってきた。

 というわけで、たっくんとデートしてきました。観覧車に乗って、お茶をしてきた。ひとつのケーキを2人で分けて食べる。美味しいと言って食べるたっくんをビール片手に見つめるわたし。お話が上手になって、意思疎通ができて、自我が芽生えて。可愛いし、憎たらしいことも言わない。この時期が1番楽しいのかもしれない。赤ちゃん時代は可愛いしかなかったけど、今は「何、何?」攻撃はあっても可愛いもので。たまに保育園で覚えてくるらしい乱暴な物言いもあるけど、大人ぶっていて可愛い。旦那とは違うデート。

 たっくんとしたいことはたくさんある。お酒飲みたい、コーヒー飲みたい、小説談義したい、映画に行きたい、美術館に行きたい。まだまだ時間がかかる希望もあるけど、少しずつ実現してきている。こうやって、子供って成長するんだなと思うと感慨深い。1人の人間を預かっているんだなって気がこの頃よくする。守るだけじゃない、寄り添うことも大事だなって。わたしは1人の人間としてたっくんを見つめ続けていこうと思う。母としてでなく、1人の人間として。母親である前にわたしも人間。子どもである前にたっくんも人間。いい関係を築けるといいな。