熊手かき

読書好きの日常

夜更かし家族

 昨日は楽しい飲み会でした。ちょっと飲みすぎたけど、無事帰宅したら遅い時間なのにたっくんが起きて待ってました。いや、寝てたけど起こしてしまったと言うか。今日あったいろいろなことを一生懸命に話してくれたたっくんに、飲み会は楽しいけど家族が一番だなって思う。急いでお風呂に入ってたっくんと横になると「お迎えはママがいい。会いたかった」と言われる。ごめんよ〜、はしゃぎすぎて!


 そんなわけでまだみんな寝てると言う。わたしは軽い二日酔いで胃が重いけど起きてしまった。慌てて洗濯してやることなくてまったり。コーヒーが飲みたいけど、お湯を沸かすのもなんだか気怠くて。みんなが早く起きないかなって思いながら久しぶりにブログを書いてみた。文章を書きたい欲求はあるけど、日々の生活に追われてなかなかね。でも、本は読んでます。Twitterとインスタで読了本とかアップしてます。また、長文感想書けるようになるといいんだけどな〜。いい本にたくさん会えました。


 1冊だけあげると『蜘蛛女のキス』が大事な1冊になりました。キネカ大森で上映されることになったらしく。名前だけは聞いたことあるけど、どんな話かなってその日のうちにAmazonで注文して読み始める。したらばたまらなく素敵な本で。少しずつ近づく関係に優しさが止まらない。モリーナは結局自分の願望が叶ったけれど、生きていて欲しかったな。映画は観ないようにします。何故って、わたしの中の2人に永遠に生きて欲しいから。映像で入ってくるとずっとその映像に縛られるから。わたしの中にひっそりと生きている2人に肉体を持たせたくないから。好きな本ほど映像化して欲しくない。本って想像が無限大に広がって、同じ本でも読む人によって様々な想像があって。どこが琴線に触れるかも違って。わたしにとっての『蜘蛛女のキス』は誰のものにもならない。大事な大事な宝物。読んで欲しいと人に勧めるのもしたくない。共有したくない大事な時間って、ありますよね。


 康成の『古都』もわたしにとっては大事な本で。だから誰にも共有したくない。小野不由美の『残穢』だけは旦那と共有したかったけど、でも、読んでくれなかった。それでよかったのかもしれない。どんな本もわたしの大事な本。本はその人にその人だけの心を与えてくれる。だから好きなんだな