熊手かき

読書好きの日常

がたがた

 朝が来ると不安になる。メンタルじゃないです。たっくんが今日は保育園にきちんと行ってくれるか心配で。おきてご飯を食べるまでは普通。オムツ替えて着替えるまでも普通。ピッピするよ!ってお熱測るまでも普通。が、がだ。この先が恐怖。靴下から始まる苦悩。本日も履く履かないで格闘。無理やり履かせるまで5分。そこから保育園に連れていくまで行く行かないの言い合い。今日は「ショベルカー見に行こうよ!」と誘ってみるも不発。そのあと、パトカーやらお馬さんやらニワトリさんやらで誘ってみるも「行かない!」の一点張り。あ、お馬さんは近くのお家に、ニワトリさんは通学路の途中のお店に飾ってある置物です。ジジババにテレビ電話して説得してもらうも不発。今日は長いなと諦めるまで20分。「抱っこして」と言うから抱っこしながらあれやこれやで誘い出すも「行かない!」仕方ないから無理やり上着を着せようと強硬手段に訴える。四苦八苦して片袖着せるもたっくんも負けずに脱ぎ出す。途中、一度外に出てみるも動く気配なし。家に入ったら「お留守番するの!」と言い出す始末。

 

 こりゃ、半休だなと諦めかけたらやっと「行く」と言ってくれました。急いで支度して外に出た。ご機嫌なたっくん。なのにそこからまた地獄が始まる。家から離れてしばらく経ったら「お馬さん見る」と言い出す。いやいや、もうお馬さんとっくに過ぎたから。泣きわめくたっくん。もう帰れるか!とスタスタ歩いてると泣きながら走ってくる。危ないところは手を繋ぐけど、手を繋ぐと必死に帰ろうとする。「保育園行くの!」と無理やり引っ張って連れて行く。お馬さんの話をしていたらニワトリさんのお店を通り過ぎました。一応、ニワトリさんのことは伝えたけどお馬お馬言うから知らぬ顔でいたら今度は「ニワトリさん見る!」と大騒ぎ。言ったじゃん!と思いながらスタスタ歩くわたし。階段に差し掛かると止まるから無理やり抱っこして連れて行く。重いよ。

 

 保育園に入ってもお馬さんだニワトリさんだと騒ぐから無理やり座らせて靴を脱がせて中に入る。やっぱり泣きながらついて来るたっくん。部屋中逃げ回りながらノートを預ける。先生が寄ってきて「たっくんどうしたの?」と抱きかかえてくれました。その隙に靴下脱がせてみると「脱がないの〜!」と叫ぶ。先生もたっくんが泣いてるので降ろせない。上着はお任せするかと聞いてみたら「後で脱がしておきます」と言う心強いお返事。ありがたい。「体調変わりありません」と言って置いてきました。最後の方は「上着脱ぐの〜」と騒いでいたけど、そんな状況で降ろせるわけがなく。そそくさと出てきました。

 

 保育園に行かないと泣く子どもを無理やり預けるのはなかなかキツいものがありますよね。これでいいのかなといつも思うけど、食べていくためには仕方ない。もう少ししたら落ち着くのだろうか。また明日も不安な朝が来る。はぁ、おちついたあさはいつくるんだろう