熊手かき

読書好きの日常

たっくんとの時間、287日目

 うちにはデジタルフォトフレームがあります。

そこには旦那が撮ったたくさんの写真が詰まっている。
今日、フッと見てみたら夏頃のたっくんの写真がうつっていた。
まん丸お顔で、今より幼い顔。
今よりちっちゃい体。
でも懸命に手を伸ばしているたっくん。
 
 しばらく見てると生まれてすぐの写真。
必死に泣いてるたっくん。
おへそにはまだへその緒がついている。
この瞬間からもう287日過ぎたのか。
というか、300日まであと少しなのか。
そう思うと感慨深いです。
 
 今日も旦那とケンタのお肉を頬張っていたらやって来るたっくん。
僕も混ぜて!みたいな顔するので、
旦那がはいっとたっくんにおままごとのお肉を渡す。
そしたら旦那と同じタイミングでお肉を口に入れている。
微笑ましい光景だな〜としみじみ思う。
 
 フォトフレームにうつる写真はいろんな時期のたっくんの姿。
この前予約に行った保育園で、
「4月1日に入園式をやります」と言われたんです。
その時、これからたくさんの行事があるんだなって
すごく楽しみになった。
きっと、その度にたっくんの成長に想いを馳せるのでしょうね。
そしてフォトフレームに新しい写真が追加される。
たっくんの生まれたばかりの写真なんてなかなか出てこなくなる日が来るんだろう。
それがきっとしあわせなんですよね。
1日の確かな積み重ね。
 
 苦しかったり、楽しかったり、悩んだり、嬉しかったり。
今この瞬間は2度とない。
大切な時間だから、悔いのないように生きたい。
この瞬間に生きるということが、この頃少しずつわかって来た気がします。
何年も前、アルボムッレ・スマナサーラ長老の本に救われた。
その時、「今この瞬間を生きる」ということを教わったけれど、
本当はわかっていなかったなって今はわかる。
たっくんが生まれてわたしが学ぶこと。
そのひとつがこのことなのかもしれない。
ありがとう、たっくん!