熊手かき

読書好きの日常

書を読むということ 「フランス人は子どもにふりまわされない」

 読了しました。私が憧れているのはヨーロッパのママさんたち。特にフランス人。ママも女性も楽しむ彼女たちの行き方を知ってから自分もやってみたいとずっと思っていました。基本的に自分はどっぷりとハマり込むタイプなので、子どもにハマりこまないようにという意味もあります。この著者の前著は図書館で予約待ち。実践編とあったのでとりあえず生まれる前に読んでみようと買ってみました。

 妊婦の心得から夫婦関係、女性でいるための極意、赤ちゃんとの接し方と全10章に分かれてこうしよう!ということが書かれています。基本は待たせて忍耐力を学ばせること。それが自立心を育てるそうです。また、子どもに自尊心が芽生えるとか。それにはちゃんと赤ちゃんの間でもお話しすることが大事。なぜ待たせるのかを説明すること。夜も大人と同じように寝るペースを学ばせるため待たせる。泣くままに待たせる。そうすると赤ちゃんも寝るペースが掴めていいそうです。何でもかんでも構いすぎはよくないということなんですね。

 泣いてもお菓子を取引にしないとかすごく勉強になりました。お菓子が泣いたことに対するご褒美になってしまうなんて考えたことなかった。でも、確かにそうですよね。泣いて美味しいものを貰えるなら子供も泣くかも。あと意外なのはフランス人でも産後クライシス的なことに注意していること。そのためにフランス人は生後3ヶ月で赤ちゃんは独り寝だそうです。夫婦の寝室は聖域だから勝手に入れさせない。徹底してますよね。しかも、夜はさっさと部屋に子どもを入れて大人の時間にする。

 フランス流に育てたら子どもはきっと早く大人になりたいと思うでしょうね。それにちゃんと自分を持てるようになる。大人とか子どもとか関係なしに親がちゃんと子どもと接している。何というか、「あなたは子どもだからこうなのよ」とお話しするから納得できるし、人として尊重されていると思えるだろうなとしみじみ思いました。これから悩むことがあったらまた開きたい本です。

 

フランス人は子どもにふりまわされない 心穏やかに子育てするための100の秘密

フランス人は子どもにふりまわされない 心穏やかに子育てするための100の秘密