熊手かき

読書好きの日常

書を読むということ 「あなたがなりうる最高のあなたになる方法」

 読了しました。なんか優しい本でした。書いてあることは自尊心を持つことや、完璧主義者にならないこと、悪口を言わないこととごくごく当たり前のことなのに語り口のせいかすごく優しい本に思えました。

 アメリカでも人と同じがいいと教えているんでしょうか。そんなくだりがありました。アメリカは他民族主義だからそんなことしないと思っていたのに。ちょっと意外。人と同じがいいと思うのは教師の悪巧みだと言い切っているところにクスッとしました。そりゃ、先生は同じ考えを持っている集団の方が楽ですものね。そんな風にバッサリ切っているのが面白い本です。

 また、悪口は1人ではできないというところにもハッとさせられました。確かに聞く人がいてなんぼなんですよね。その他にも親切は巡るとか東洋思想的なところもある本なので、読んでいて著者がアメリカ人であることを忘れかけました。もちろん、思想に人種は関係無いですけどね。この手の本に慣れていない人にはオススメです。やっぱりこの手の本はビシバシ系より柔らかい方が心にしみますから。

 

あなたがなりうる最高のあなたになる方法

あなたがなりうる最高のあなたになる方法