熊手かき

読書好きの日常

大騒ぎして退路を断つ!と雑談

 精神科の薬が効いたようで、行きたくない気持ちが少しだけ減った。でも、上司には相談した。大事にした方が後が楽だ。自分に逃げ道作るのもあるし、退路を断つのもあるし。面白いもので、言ってしまうと楽になって出来るんじゃないかと思ってしまう。総務も交えて話し合いして2週間様子見になった。いろいろ思うことはあるけれど、できることは全部やった感じ。あとは堪えられるかどうかだけ。頑張れ、自分!

 エヴァっちというものがある。Amazonで売り切れたから買えないものと思っていた。もう忘れていた。昨日のこと。急に旦那に「育てて」と渡されたのはエヴァっちだった。どうした、これ?!普通に売っていたらしい。「転売ヤーいないからさ、普通に買えるよ」だって。というわけで使徒を育てています。急に呼ぶから仕事中はビックリしますよね。ポケットに隠してひっそりとお世話。どんな使徒になるんだろう。

 ディズニー再開キターー!と思ったけど怖くていけない。ボンヴォを再開して欲しい。インパしなくていい、グッズが欲しい。そんな感じで今日も終わる。

ひたすら待つだけ5時間の日

 母親は乳がんだった。後少し遅れていたら余命宣告されるぐらいの進行度だった。乳房全摘して8年。たっくんに会えたのは幸いだったと言う母親。そんなこと言わず、長生きして欲しいと思うのが子の心。今日は年に1回の検診の結果を聞く日だった。コロナで県をまたぐ異動の自粛が求められていたとき、それでも心配だからと恐々としながら東京にやって来た。結果を聞く日はわたしも同席することにしている。心配しすぎだよと思いつつ受付すると「診察が増えてる」と騒ぎ出す母親。内科だけの受診が外科の写真も入っている。嫌な予感しかしない。

 端的に結果を言うと腫瘍があった。悪性か良性かわからないので生研するしかないらしい。血液サラサラにする薬を飲んでいるので母親は通常ならすぐには検査ができないらしい。でも、協議の結果、明日検査することになった。うちの母親は「やっぱりな〜」と凹んでいた。今日は診察前にご飯を食べようと早めに出たのにそんなわけでご飯が食べられず。診察科の連携もうまくいかず、11時半に行って終わったのが16時だった。

 たっくんのお迎え間に合う?と慌てて帰ってきて、一服。が、我慢した〜!お腹が減りすぎてちょっとくらくらしたので慌てて蕎麦屋に入った。やっぱり蕎麦が1番早く出てくるイメージ。3人でワイワイ話しながら食事しました。食事を待ってる間に旦那から電話が来る。もう帰ってくるのか!というわけでゆっくりなのか慌ただしいのかよくわからない1日でした。ただ言えるのは、今日は月曜なのに木曜くらいに疲れたということ。検査結果はまた聞きに行きます。腫瘍マーカーも上がってないので良性だと思いたい!

有楽町で会いましょう

 家族、それは楽しいけれど縛られるものでもある。小さい子がいるといくところは限られる。もちろん連れては行けるけど、ゆっくりすることはできない。それが楽しいこともある。それが嬉しいこともある。だがしかし、買い物に限ってはいないほうがいいことが多いのは確か。というわけで、たっくんをジジや姪っ子に預けて夫婦でお出かけしました。

 有楽町でビックに行ってそれからcoachへ。今日はレインブーツを取り置きしてもらったのを見に行きました。写真で見てたのとやっぱり実物は違う。眺めたり履いたりして緑のレインブーツを購入。その後旦那に頼み込んでコーヒーを飲みに行きました。デートだ、デート!駅前の喫茶店に入ってケーキを注文。同じケーキを頼んだけれど、1つしかなくて。旦那が譲ってくれました。ふと横を見ると喫煙席がある。あー、せっかくなら喫煙席の方が良かったな。コーヒーに煙草は相性がいい!2人でのんびりケーキとコーヒーを楽しみました。

 帰り際、改札でサヨナラするカップルを発見する。あんな風にサヨナラしてたんだよなと思うと懐かしくて。ちょっとだけあの時みたいに名残惜しくお別れしたい気持ちも出てきたけど、面倒なので2人で帰ってきた。わたしたち夫婦は恋人時間が短かった。4月の終わりに付き合い始めて11月初めには結婚していた。子供ができるまでは長かったから恋人と変わらないけど、同じ家に帰ると言うのはやっぱり恋人とは違う。ちょっともったいないことしたかな?と思った。

 あ、そう言えばソニーストアにも行った。いい音聞いてきたよ!いつかは買いたい80万越えのスピーカー!

精神科は最後の砦

 思いの丈を吐いてきた。精神科の担当医は若い先生で、初めて会った時頼りなさそうって心底思った。今日だって半分くらいそう思ってた。最初の担当医の先生の名前が診察室の前に書いてある。みて欲しいのはこの先生なんだよなって思いながら呼ばれて入った。全て話す。溢れるように言葉が出てくる。全てを聞いた後、先生は一言「それは大変でしたね」と言ってくれた。社会人経験の浅い、会社に入っていない、結婚も子育てもしていない。そんな先生にどこまで理解できるのか。そう思った。先生は静かに「休んでどうにかなりますか?」と聞いてきた。正直に言うと何度も休職から復帰した経験はあるけど、今回はちょっと違う。復帰出来なさそうな気がしてそう伝える。「僕も休むのは違うと思います」と返される。じっくりと言葉を選ぶ先生。「気分の浮き沈みが軽くなるお薬がありますよ」そう言ってお薬辞典を開く先生。思わず「助けてください」そう言ってしまう。涙が流れる。先生は静かに見ている。静かな時間。話し続けたい気持ちを抑えて待っているわたし。カウンセラーの見立てもお話しする。「でも、直接会ってないから、精神科の先生のお話を優先してくれと言われました」そう言うと苦笑いする先生。流れる沈黙。

 「薬を出してください」そうお願いした。先生は静かに「わかりました」と言ってくれる。「また2週間後にお話ししましょう」そう言って薬を探してくれた。こんな症状は初めてで戸惑うわたしは先生にこう言った、「治りますか?」と。先生は静かに、でもはっきりと「治ります。理由も明確ですし大丈夫です」と請け負ってくれた。何度も何度も「休みたくなる気持ちはわかります」と相槌を打ってくれる。会社にどう伝えればいいか聞いたわたしに「診察を増やして、薬も増やしましたでいいです」と言う先生。ありがとうございますと言って診察は終わった。

 わかってる。精神科医は否定しないで聞くことが仕事。黙って聞いてるのが仕事。それからアドバイスをしたり、ちょっと痛い話をしたりするのが仕事。でも、今日ほどそれで救われることもあるんだって思ったことはない。いつもはすぐ終わる診察も今日は30分話していた。こんなに話したの初めてかもしれない。あんなに頼りないと思った先生が心強かった。ありがたい。今日から薬が増える。それで楽になるといいな〜。2週間、それで耐えきれば継続だし、ダメなら薬を変えるだけ。最悪休めばいい。ただの気休めでもいい。寄り添ってくれる人がいるとわかるのは嬉しい。精神科は最後の砦。そう思った。

行きたくない精神と行ってしまう現実と

 行きたくない。それはたっくんの専売特許だった。はずなのだが、今日それはわたしの本心だった。何度も自分の熱を測り、たっくんに保育園に行きたくないか確認し、たっくんに熱があって欲しいと願う。ダメな母親。でも、心の底から思った、行きたくないと。何度も挫けそうな心をたっくんが笑顔で奮い立たせてくれる。「保育園行く」そう言われたら行かせないわけにいかない。保育園に行ったら会社に行かないわけにいかない。いや、いかないという選択肢はあるがなんとなくいかなきゃいけない気がする。今日に限って笑顔で保育園に行くんだよな〜。心の中で何度駄々をこねてくれと願ったか。ちょっと公にはできない。

 たっくんを送り届けて電車に乗って、ターミナル駅で何度か降りたい気持ちに負けそうになった。降りていく人たちと共に降りたら帰れる!会社に行かなくて済む!そんなことを考えながら車内に留まるわたし。人が少なくなっていく。会社が近くなっていく。好きな本も字面はおえても頭の中に入って来ない。本当に疲れてる、心身共に。雨なので持病のせいか身体が痛い。休みたい、休みたい。そう思いながらわたしは「おはようございます」と言って会社に入った。それが現実。同期の元に行っていかに来たくなかったかを話してみる。「頑張った」と言ってくれる人が今は大事!

 そして今、わたしは帰りの車中にいる。何とか踏みとどまって頑張った。そんなわたしを今日は盛大に褒めたいと思う。明日は精神科の診察。頼りないけど、先生に話してやるんだ。それでもわたしは会社に行けるだろうか?1ヶ月後、普通に読書を楽しみながら通勤できるのだろうか?今はわからない。でも、そんな日が来ることを願って。

メンタル崩壊気味

 37.3度の体温。微妙な体温。会社から出社拒否されました。在宅勤務明けで直ぐに4日間会社に通えず。通えたと思ったらたっくんが保育園行きたくない期間にぶつかって会社に行けず。27日から出勤し始めて先週までで3日しか会社に行けない。会社に行けたと思ったらドキドキが止まらない。不安で涙が出そうになる。集中できないというより、仕事のできる状態じゃない。まずい、まずいぞ!環境変化と保育園行かない攻撃と有給が少ない不安とコロナの不安でメンタルやったくさい。上司に報告して会社来るだけで許してくださいと伝えてみた。それが月曜日。水曜にはカウンセリングがあるから相談することを固く決意し、上司とも「水曜に対策考えます」と伝え半休を取った火曜日。

 そして水曜日。「今みんなそんな相談してきますから」と笑いながら話してくれるカウンセラーの先生。取り急ぎ、精神科の診察を早めてもらって対応を聞いてみることになる。「実質、会社に1週間行ったくらいじゃないですか?それじゃ普通になれませんって」と言われた。とりあえず今は会社に行くだけで十分らしい。仕事できたらラッキーなくらいに思って通ってくださいと言われる。わたしは環境の変化に強くも弱くもないらしい。

 さて本日。たっくんは遠足なので早起きして待ってる。わたしはきつい身体を奮い立たせてお弁当を作る。憂鬱。会社のことを考えると憂鬱。昨日、あんなに楽しかったのに嘘みたい。でも通わなければいけない。無理やり出社してみる。昨日眠剤飲んだので眠い。あくびが止まらない。帰りたい。そんなあれこれを抑え込んで会社に行く。なんとか仕事仕上げたけど、顔色悪いみたい。頑張って1日いてみた。まずは1歩。土曜に病院で思いの丈を叫んできます。

『子どもへのまなざし』を読んで

 スゴ本の中の人がお勧めしていた『子どもへのまなざし』を読みました。うちの子は4歳児。今大事なことがたくさん書かれていてとても参考になりました。特に望みを叶えてあげるというところ。わがままになりそうで嫌だなって思っていましたが、逆にそうすることで自律心が育つんだそうです。過保護ではないそうです。過保護が悪いのは過干渉になる時。子供が望まないことを先手を打ってしてしまうことが悪いそうです。しつけも怒るのではなく言って聞かせて待つを繰り返すことが大事だと知る。今こそ大事な時期だからがんばって実践していこうと思いました。子どもは友達の中で育つというのも当たり前だけど大事。うちの保育園は幼稚園の年代が1クラスで編成されています。お兄ちゃん、お姉ちゃんたちにルールを教わって、優しくしてもらって、うまく付き合う気持ちが育って欲しいと思います。

 あと、親がどれだけ背中を見せてあげるかが大事。親が幸せじゃないと子どもに幸せは見つけられないというのは確かにな〜と思いました。優しい子とか人を大事にする子とかよく親が言うなって欲しい人間は、まず親がそうあらねばならない。豊かであろうとそうでなかろうと幸せは見つけられるもの。だから、小さな幸せをたっくんにたくさん見せてあげていこうと思います。

 わたしは本をよく読む。育児そっちのけで読んでることもある。それは反省しなきゃだけど、その姿を見てたっくんは本を読むのが楽しいと思うかも知れない。それはある意味大事な場面なのかも知れない。全力で親が楽しんでる姿を見て子どももそれを楽しいと知るならば、わたしのやってることもわりと悪くはない。ちょっと安心しました。

 育児書は数あれど、この本は子供をどうみるか、どう寄り添うかが書かれていてオススメです。厚くてちょっとめげそうになったけど、読んで良かった本でした。