熊手かき

読書好きの日常

自閉症のお子さんのテレビ番組見ました

 自閉症のお子さんのテレビ番組を見ました。

産休前にネットで自閉症児のママさんの

記事を読んだことがあった。

その子もテレビの子も白いものしか食べられない。

こんな現実もあるんだな〜。

仕事で特別支援学校に携わったことがある。

どんな子が通う学校かは知っていたけれど、

どんな風に学ぶ学校かは初めて知った。

奥山佳恵さんの子供の話も出ていて、

障害のある子の育児の難しさを知った。

テレビでも言っていたけれど、障害は個性だ。

わたしはそう思う。

病気も個性。

 

 その昔、知り合いのお子さんが難病になった。

泣く親御さんにわたしは言ったんです。

「病気は個性です。特別なことじゃない」と。

リウマチと同じ自己免疫疾患。

治る病気じゃない。

先生を探して引っ越して、

薬の副作用でその子はいじめられかねない状態。

泣いて泣いて悲観する親御さん。

同じくくりの病気で元気なわたしに

ただ、ただ聞いて欲しかったんだと思います。

でもわたしは言わなきゃって思ったんです。

まず親が、病気を個性だと思わなきゃダメだって。

たくさん嫌な思いをするかもしれないから、

せめて病気を嫌いにならないでほしい。

だって、治療法が見つからない限り

一緒に生きていくんだから。

可哀想だなんて思ったらダメだって。

病気も含めてその子だって受け止めなきゃダメだ。

もちろん、その時のわたしはたっくんもいなくて、

親の気持ちなんて微塵もわからなかった。

でも、今でも思う。

泣くのは1日だけにして笑っていなきゃって。

堂々としていたらいい。

泣いても笑っても病気や障害は消えない。

なら笑っていたほうが良いじゃないか。

可哀想じゃない、それが普通の自分だって。

それが大事な子どもの全てだって。

聞かれなきゃ言わなくていい。

聞かれたら言えばいい。

それが何か?ってやつだ。

それもわたしの大事な人生ですが何か?って。

 

 これからたっくんに何かが現れても、

わたしは変わらない。

この子は大変な人生だなとは思うだろう。

でも、大変な分幸せもたくさん見つかる。

普通の人が気づかない幸せがたくさんわかる。

きっと、それも個性よって笑って言うんだろう。

1日は泣くんだろうけどね。

 

 奥山佳恵さんのお子さんも、

今日テレビで出ていたお子さん達も、

人知れず育っている障害、病気の子達も、

みんなが笑顔でいられますように。

そんな個性を受け入れられる社会になりますように。