熊手かき

読書好きの日常

視覚に訴えるもの「シン・ゴジラ」

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 観てきました!旦那曰く、ネタバレはダメなのでよろしく!というわけでふわっと感想を書きます。

 庵野秀明さん見直した。全く中だるみせず最後まで観られる映画でした。というか、もう終わるの?と残念なくらい。最初はものすごく派手です。自衛隊が意外に好きな自分としては半ばの派手さはヨダレものです。正直陸自には興味薄なわたしも戦車かっこいい!ってなりました。あと、余貴美子さんがかっこよかったです。防衛大臣役でして、総理役の大杉漣さんに「いいですね?」と詰め寄るシーンに惚れ惚れ。自衛隊の活躍と余貴美子さんの演技が観れただけでも十分な気がします、個人的に。

 キャラが立っていてわかりやすい。アメリカに振り回されるだけかと思いきやフランスに手を回して時間稼ぎしたりというところは政治色を前面に出す感じですよね。えっと、これはネタバレではないですよね?全体的に政治ドラマの色合いが濃いです。そこが風刺的と言われる所以かな。さらっと原爆に触れているのもいい。それをアメリカ人役で出演している石原さとみさんに言わせるのがまたね。しかも彼女、1/4日本人だからそれを言わせても自然ってのがバランス取れてる気がします。ゴジラをネタに政治ドラマを書きましたってのが正解なのかな〜。だから、旦那はゴジラである必要がないって言ったんでしょう。それは確かにそうでした。ガメラだってモスラだって巨大怪獣だったらどれでも成立する話。そこはゴジラファンにとってはどうなんでしょうね。旦那的にはオッケーみたいですが。

 なぜゴジラが生まれたのか、旦那はネットの解説を読みふけったようでいろいろ教えてくれました。最後のシーンでああいう物体が出てきたってことはそういうことなのかなって納得できる解説で…。ネタバレなのでモヤモヤ書かざるを得ないのが残念なのですが、ゴジラが荒ぶる神という存在で神という意味で完全体に近いなら始まりがそこでも意外ではない。そこがすでにいろいろな過程を一気に経て生まれてくる存在ですからね。って、これはネタバレ?

 うわー、もう書けない。とにかくゴジラファンじゃなくても鑑賞に堪える作品でした。NHKで昔放送された「ハゲタカ」とか好きな人は嫌いではないと思います。いや、なんとなくですがそう思いました。旦那に超映画批評を読んでみたらって言われたので読んでみます。今回は誘ってくれた旦那に感謝です。久しぶりに軍事雑誌を読みたくなったな。

 

追記:旦那にダメ出しされて内容まろやかにしました