熊手かき

読書好きの日常

書を読むということ 「異嗜食的作家論」

 読み始めました。沼正三と言えば「家畜人ヤプー」奇書と呼ばれるヤプーを書いた著者がどういう人物なのか気になって買っていた本をようやく読み始めました。

 まだ1章の途中です。サドやマゾについて考察されたところはなかなか興味深かった。子宮にぶつけられる性癖がノーマルならば強姦を良しとする犯罪者までノーマルになってしまう。だけど、そんな犯罪的嗜好がノーマルなわけがない。ということは元々の定義が違うのだ。そういう意味で子宮に依存しない女性のサディズムの方がアブノーマルだという。やっぱり本物はいうことが違いますね。

 

異嗜食的作家論

異嗜食的作家論