熊手かき

アラフォーワーママの育児日記。そのほかにも好きなモノ中心に書いてます。読書、映画、ディズニー、リウマチ等々

視覚に訴えるもの 「もらとりあむタマ子」

 やっと観られました。劇場公開時にYouTubeでよく見てたので、劇場に行こうか本当に悩んだ映画です。結局時間がなくて行けなかったから3年目にしてようやっと念願かないました。

 大学を卒業し、就職をせず実家に帰ってきたタマ子と父親の日常が綴られている映画です。秋から始まり夏までの1年間。ものすごく大きな変化がある訳ではありません。変化の芽はあってもちょっとしたことで摘まれてしまう。ただ、ラストだけは摘まれずに行くのだろうなという感じはしますが。

 静かな映画です。わたしにとっては父親とタマ子が食べるご飯の時間が何より楽しかった。特に何がある訳でもなく、おいしいねというわけじゃないけどそこにはきちんと絆があって。ただパクパク食べるだけなのに愛情が伝わってきた。でも、タマ子も女の子だなって思ったのが、彼女のご飯が一時期だけ父親と違うんです。それはとある面接のためなんだけど、いつもあんまり感情を出さないタマ子がそこだけ必死になってる。父親との距離感というか離れていこうとしているタマ子の象徴みたいで興味深かった。

 あとは、バスケ部員の少年との不思議な関係かな。パシリのようでパシリじゃない。だって、少年の方が「あの人友達いないから」とか言ってタマ子に協力するんですもん。ふふってなってしまいました。最後のアイスのシーンも好きです。もう会えないかもしれないけど別にどうということもない。モラトリアム時期のタマ子を表すシンボルなのかも。彼に会わなくなったらきっとタマ子は大人になるんだろうなってなんとなく思った。

 この映画を観てたら家族とご飯が食べたくなりました。食事ってコミュニケーションなんだな。

 

もらとりあむタマ子 [DVD]

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