熊手かき

読書好きの日常

イタリア人あれこれ

 「最後はなぜかうまくいくイタリア人」読了。読めば読むほどイタリア人は楽しそう。もちろん日本人のように勤勉な地方もあるようです。食事の食べ方が興味深かったな。コネ社会イタリアでは食事でコネを作るのが当たり前。前に出てナンボなので出られない人はつまらない人ねで終わってしまう。人見知りの自分には辛い現実。でも、テレビ見てごはん食べるよりは楽しそうですよね。

 先ほども書いたけど、イタリアはコネ社会。どんなに遠くても友達の友達を当てにしてうまくいかせる。お互い様だから常に融通をきかせようとする。日本人は相手のためやおもてなしで融通をきかせる。根底には似たものがある気がします。見返りを求めないぶん日本の方が純粋かな?でも今は炎上しないようにとかお客様は神様とか言うからそうでもないか。

 最後にその土地土地の人の特性が書かれている章があるのですがここがまた興味深い。ミラノはヨーロッパと言い換えてもいいとか、ナポリは全くルールが通じないとか。ルールが通じないけど、融通はどこよりもきく。つまり人に甘いとか。観光するときの良いアドバイスになるのではないでしょうか。

 この本を読んでますますイタリア人気質が好きになった。困ることもハラハラすることもあるけど、今がよければいいという生き方は後悔しないし清々しい。なんとかなるという生き方も突き抜けるととんでもない合理化を生み出したりするし。本文中は馬鹿力とか切り抜け力とか言っているけど、突発事項に強いのは何よりも大事な生きる力。人生を心から楽しんでるんだなって羨ましいです。私も少しでいいからこんな風に生きてみたいな〜。

 

最後はなぜかうまくいくイタリア人

最後はなぜかうまくいくイタリア人