熊手かき

読書好きの日常

夢はbeingで語れ!

 前にも書いたけど、私は負けず嫌いだからリウマチというハンデを感じさせないために人の倍働こうと決めていた。実際、合理化、効率化が工夫次第でできる部署だったのでどんどんん悩んで発見して倍近く働けるようになった。ま〜メンタル壊しましたけどね。その時自分は男性だった。男性でいないといけないと思っていた。でも今は違う。休職からの復帰後とにかく右往左往した。完全に治ったわけじゃなかったから、周りの、特に今まで見てこなかった女性社員を中心によく見てみるようにした。毎日楽しそうで、華やかで、やわらか。自分も女なんだよな、羨ましいなって初めて思った。女として今までみたいに仕事ができないか?いつしかそう思うようになってきた。この本もそんな気持ちから手にした1冊です。

 まず、「へー」と思ったのがbeingとdoingについて。前者は目に見えない気持ちや感情、自分自身のあり方のこと。つまり、どんな自分でいたいか。後者はモノやコト、状態のこと。100万円欲しい!とか結婚したい!とか具体的な事例。人の目標や夢はdoingで語られがちだけど、実際はbeingが大事!これが根本だということでした。確かに、何のために仕事をするの?という質問にまず出てくる答えってお金のためですよね。他には?と問われてやっと人の役に立ちたいからとか今の仕事で自己実現ができるからとか出てくる。当たり前なのに、スルーしていたので妙に納得してしまいました。

 Free、Love、Shere、Businessの4章から構成されています。でも、全てはビジネスに置き換えられたりもしている。だから、想像以上にビジネス書でした。女性目線だからか、始まりが自由や恋愛だからかとても読みやすく実践しやすそう。基本は自分。気遣いや相手目線、女性ならではの心の波をうまく利用していこう!それで仕事がうまくいく。それがこの本の主張。なんだかずっと励まされてるようでした。なかでも1番のお気に入りは著者が今は亡き旦那様に言われたという「大変」の話。「大変って大きく変わるって書くんだよ」のくだりは早速私も旦那に使ってみました。

 周りを見るとバリキャリ女性やビジネスとママ業をそつなくこなしている女性に目がいく。あ〜、自分もああならないと思いがちだけど、自分流で良いんですよね。何よりこの本、私が常々思っていたり感じていたりすることが活字になっていたので背中を押されているみたいで本当に嬉しかった。自分の子は自分を尊重し、人を尊重する子に育てたいと思っています。その気持ちまで、こういう人は人に良い効果をもたらしますよと書かれていたから思わず苦笑してしまった。当たり前なんだけど難しいこと。でも、頑張ろうと思う。子育てだけじゃなく自分も。そしてこの本にあるように、まずはbeing。自分がどうありたいか、もう一度探ろうと思います。自分はなんとなくでbeingを外さず生きてきたけど、しっかりわかった方がブレないものね!

 

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